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中古マンションを買ってリフォームしよう! 


第5回 価格だけではない!質を見分ける見積書のチェック方法

協力/リフォーム評価ナビ
執筆 山本久美子

(住宅ジャーナリスト)


リフォーム事業者に見積りを依頼する際の注意点

一口に見積りと言っても、計画初期(工事の詳細が決まる前)の段階で見積もった概算や、契約直前(実施設計図に基づいて算出)の詳細な内訳が記載された見積書まであります。信頼できるリフォーム事業者を選ぶためにも、かつ、リフォーム費用の妥当性を判断するためにも、一般的には計画初期の段階で、複数(2〜3社)の事業者に見積りを依頼します。これを「相見積り」といいます。

相見積りでは、工事内容が具体的に決まっている場合、できるだけ詳しく同じ条件を提示して、見積りを依頼します。具体的な内容が決まっていない場合は、リフォームしたい概要を伝えて、設計・工事内容に関する提案書と見積書を提出してもらうことが多いようです。見積りを依頼する際には、相見積りであることを伝え、どの程度の図面や見積書の作成までが無料であるかをあらかじめ確認しておくことが大切です。適切な見積書を作成するためには、実際にリフォームする住宅の状況を調べ(現地調査といいます)、図面を作成し、設備機器や建材を選定し、積算をする必要があります。それなりに費用がかかるため、工事請負契約とは別に設計契約を結ぶ方法もありますが、多くの場合は工事費用の中に見積書作成にかかわる費用を含めます。相見積りでは、リフォーム工事を請け負わなければその費用を回収できないので、無料で作成してもらえる図面や書類などの内容を事業者ごとに確かめる必要があるのです。

また、各事業者から提出された見積書は、書式や記載方法が異なることが多いので、項目ごとに比較表を作成するなどして、その内容を比較検討しましょう。ただし、同一項目を拾って比較表の作成をすることは意外と難しいもの。一般財団法人 住まいづくりナビセンターが運営する「リフォーム評価ナビ」を利用すれば複数社にまとめて見積り依頼をし、統一フォーマットの見積総括表で比較することができます。

「リフォーム評価ナビ」の場合、ウェブから最大5事業者へ一度にまとめて見積り依頼ができるので、同じ内容を事業者ごとに入力をする手間が省けます。各事業者の見積りは、統一フォーマットの見積総括表が届くので、比較検討するのに便利です。比較検討後に、選定にもれた事業者に対しては、ウェブを通じて連絡ができるという点もメリットの一つと考えられます。

「リフォーム評価ナビ」見積り依頼フォーム
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「リフォーム評価ナビ」見積総括表
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それから、見積書の比較の際には、金額だけをチェックするのは考えものです。提示した条件どおりの工事内容になっているか、どこに金額の違いがあるのか、プロならではの提案があるか(その分だけ金額が増えている可能性もあります)、なども併せて確認しましょう。条件よりもグレードの低い仕様や設備にして積算したため金額が安いのでは意味がありませんし、逆に希望条件どおりでは支障が出るためプラスの提案が加わって金額が高くなっている場合もあります。疑問や不明点があれば、必ず担当者に質問をしましょう。

見積書を確認する際のチェックポイント

  • 見積りの提出期限を守ったか
  • 金額や工事内容などの記載内容が正確か、間違いや二重請求はないか
  • 見積書が分かりやすく、担当者が丁寧に説明をしてくれたか
  • できること、できないことやデメリットについても説明してくれたか
  • リフォームの専門家としての助言や提案があるか

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