寿命と資産価値を上げるリフォームとは、どんなもの?
中古住宅を買ってリフォームをする場合、汚れた内装や古い設備をリフォームしようと考えがちです。でもそれだけでは、長く快適に住むことはできません。リフォームをする際には、省エネ性や防犯・防災性、高齢者も住みやすいバリアフリー性、耐震性(一戸建ての場合)なども考慮し、住宅の品質や性能を上げることを検討しましょう。
では、住宅の品質や性能を上げることで、どういった効果があるのでしょう?
そこに住む家族が長く快適に過ごせることはもちろんですが、住宅の寿命を延ばし、資産価値を上げることができます。したがって、住宅を売ろうとしたときに、適正な価格で売れるということです。
国土交通省が行ったアンケート結果によると、売買前にリフォームを実施した効果があったと回答したのは、854件のうち629件(73.7%)で、価値向上額はリフォーム工事費用を差し引いても平均で166万円あったといいます。
国土交通省「平成22年度既存住宅流通活性化事業の事業者アンケート結果」より
また、耐震性が確保された住宅であれば、一般社団法人移住・住みかえ支援機構の「マイホーム借り上げ制度」が利用できます。これは、50歳以上世帯のマイホームを最長で終身にわたり借り上げて賃貸化し、安定した賃料収入を保証するものです。子どもが巣立って夫婦二人の生活に戻ったとき、マイホームを賃貸化して、自由に住み替えが出来るといった選択肢が取れるのも、品質が認められてこそのものです。
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