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どれにするか迷ったときの比較検討法 vol.3 




どれにするか迷ったときの比較検討法

住宅ジャーナリスト 小菊 豊久

3. 新築マンションか中古マンションか、迷ったときの比較検討方法

■耐震強度の安全度が高い新築マンション
 新築マンションの長所は、最新の設備などが導入され、プラン面でも中古マンションに比べて改良が進んでいること、と考えるのが常識的。また、最近建てられたマンションほど耐震性など強度の面で厳しい規制が加えられているので、安心度は高いといえます(図表参照)。

図表 建設時期によって異なる耐震強度

施行時期

内容

第1期

1971年以前

明瞭な耐震基準なし

第2期

1971年〜1981年

旧耐震基準

第3期

1981年以降

新耐震基準

※建設後に耐震補強を行っている場合は、この限りではありません。

■購入地域の選択肢が広い中古マンション
 中古マンションは売り出されている地域が広範囲です。一方、新築はデベロッパーがマンション用地を取得する必要があるので、ある程度の規模を有した敷地でないと事業化が困難です。そうした用地を取得できる地域は限られてしまうのです。
  対して、中古は売り主の大半が個人なので、極端なことをいえば、マンションが建っている地域なら必ず売り出しが見込めます。
  「いま暮らしている地域から離れたくない」「両親が住んでいる実家の近くで暮らしたい」というように、購入地域を優先してマンションを探している人には、中古のほうが選択肢が広いといえるでしょう。

■割安な価格で買える中古マンション
 購入価格は特殊な時期を除いて、一般的に新築のほうが高額です。同じ地域で同じ広さなら、中古のほうが2割程度安いといわれています。
 割安な価格で買って、残った予算をリフォーム費用に充てて、自分たちの気に入った住空間で暮らしたいというのであれば、中古マンションです。
 ただ、中古のほうが価格が割安といっても、住宅ローンや税金、諸費用などの面からみると、むしろ高くつくケースがあるので要注意。

■諸費用は新築マンションが安上がり
 諸費用の筆頭が「仲介手数料」です。
 通常、中古は仲介会社を通じて購入します。このとき仲介会社に成功報酬として、「購入価格×3%+6万円プラス消費税」を上限に支払う必要があるのです。
 新築でも、仲介会社を通じて購入すると仲介手数料を支払うことになりますが、一般に分譲会社から直接買うので、仲介手数料を支払う必要はありません。
 さらに固定資産税や登録免許税などの税金面では、新築に適用される特例措置が、中古では受けにくい場合がある点も見逃せません。
 これらの要素を総合的に判断すると、中古のほうが新築よりも1割程度以上割安でないと、実質的に割高になることを念頭に置いて判断したいものです。




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