2. 優先順位1位の基準 通勤は乗車時間20分以内
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シングル・カップルの日々の暮らしは仕事が中心です。従って自宅と会社の間を行ったり来たりする振り子運動、つまり通勤が快適かどうかは、最も優先されるべき具体的基準です。通勤の快適さは時間です。時間が短ければ短いほど快適さは増します。
また、通勤時間は無償で会社へ提供している時間と考えれば、余計短くしたいものです。
たとえ話ですが、手取り年収が500万円の人が、毎日の通勤時間を往復1時間にするのと3時間にするのでは、この先30年間通勤したとして、無償で会社へ提供する時間コストは、
往復1時間 2451円×1×20日/月×12ヶ月×30年=1764万7200円
往復3時間 2451円×3×20日/月×12ヶ月×30年=5294万1600円
となり通勤時間3時間は1時間より、3529万4400円も多く、無償で会社に奉仕することになってしまいます。
みなしのコストではありますが結構大きな金額であることに改めて驚いてしまいます。
時間だけは人間に平等に与えられた資源なのですから、通勤以外の趣味や勉強に投資することで、生活の質を上げたほうが良いにきまっています。
そうしたことから、考えるとシングル・カップルの通勤時間の目安は片道の乗車時間が20分程度。
最寄り駅から歩く時間を加えると、ドアツードアで35分〜45分程度が望ましいといえるでしょう。因みに2006年にマンションを買ったシングルの平均通勤時間は48.9分、カップルの通勤時間は51.6分(リクルート調べ)でした。
そこで、当サイトでは、山の手線の主要駅から乗車時間20分の駅を最寄り駅(対象となる駅は約440ほどです)とするマンションで、かつ最寄り駅より徒歩10分以内の70m2未満のマンションを紹介しています。
ところで、妻が子供を産んだ後も仕事を続けたい意志を持っているカップルなら、夫より妻の通勤を優先させて、沿線や駅、通勤時間を決めたほうが家庭生活はうまくいくと思います。なぜなら、夫が家事・育児へ参加する頻度は以前より高くなったとはいえ、まだまだ妻の負担は肩に重くのしかかっている現実があるからです。
仕事で疲れ、その上通勤の往復でも疲れてしまうと、家事・子育てどころではなくなってしまいます。家事が行き届かなくなると、夫が不満を漏らし、その分妻はストレスを溜めることになります。これが高じると妻が仕事を続けられなくなるとか、夫婦仲が悪化することも出てきます。こうなると何のためのマイホームかとなってしまいます。
最後にあなたの対象となる乗車時間20分の沿線・駅の探し方のコツをご紹介します。
よくやりがちなのが、住宅ポータルサイトの検索項目に自分の知っている沿線・駅を入力して、ヒットするマンションをチェックすること。
この方法だと、自分の知っている範囲でしか探さないので、選択の幅がずいぶん狭くなっていまいます。
まず、フラットに、自分の勤務先を起点に利用可能な路線をピックアップし、その路線上にある乗車時間20分で行ける範囲にある駅全てが、あなたがマンションを探すときに対象となる駅なのです。
ライブドアの駅路線検索http://transit.livedoor.com/ 画面真ん中のオレンジ色「お出かけ前に駅周辺情報をチェック」のところにあなたの勤務先の最寄り駅を入力してクリック→選択肢の中から貴女の勤務先の駅を選択してクリック→ページ中頃の「勤務先の駅名○○駅から路線検索」の枠内の「○分内に到着する駅」のところに20と数字を入力すると、あなたが買うマンションの対象となる最寄り駅がズラーット出てきます。
その多さにおどろかれるとともに、いちいち調べるのが面倒だと思うかたは、当サイトの「あなたにふさわしいマンションを診断します」をクリックしてください。
あなたの勤務先が山の手線の駅周辺から20分以内にあるのであれば、評価済みのマンションの中から、該当するマンションがあれば表示します。
勤務先が新橋の人の場合一回乗り換えをよしとすると、対象となる路線は33本にものぼります。
駅の数となると、ちょっとすぐにはつかめない数です。先入観をもたずに、フラットに対象となる範囲を決めると選択の幅は相当広いことがお分かりいただけると思います。
次回に続く.....
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